SUIRYO 翠陵 vol.82
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特集6SUIRYO 82私は災害時の栄養問題解決のために、備蓄法や災害時の調理について調査研究しています。この度、被災地の現状視察と学生の引率のため、熊本支援ボランティアに参加する機会をいただきました。活動中に仮設住宅に住む方から、被災後、食生活が大きく変化したとのお話を伺う事が出来ました。食生活の変化は身体の変化につながり、病気の発症や既往症の悪化につながる場合があります。それを防ぐには、災害時もいつもの食事ができるように災害食を備えることが重要です。皆様もご自身と大切な人を守るために、ご家庭の備蓄品の見直しをぜひご検討ください。伊藤 智 助教神戸学院大学栄養学部災害時に身近な大切な人を守る備蓄食品Interview平素より本学の災害ボランティア支援活動に対して格別のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。2016年4月、熊本地震の発災以来、本学は2016年度6回、2017年度2回、災害ボランティアとして学生を派遣しました。参加学生は、派遣前から被災地での活動に備え、派遣後も他人事ではなく自分事として、「神戸で出来ることは何か?」と工夫してボランティア活動を継続しています。この度、同窓会の方々が熊本での災害ボランティア活動にご参加くださって、大変心強い限りです。熊本における復興活動は続きます。また、毎年のように発生する大規模な自然災害に対し、本学も他人事ではなく、自分事として取り組むことが必要です。全国の同窓生のみなさま方におかれましては、「オール神戸学院」として引き続き本学の災害ボランティア支援活動にお力添えくださいますよう、お願い申し上げます。 2017年10月31日、阿蘇の魅力を伝える「神戸学院大学生が阿蘇を応援するブログ」を開設しました。 現地に赴いた学生たちが倒壊した阿蘇神社周辺地域や門前商店街を取材し、その魅力を、また復興の状況をお伝えします。自然豊かで、伝統と新しさが融合する阿蘇のお店は、心をひきつけます。ぜひ、ブログの読者になってください。http://asokobe.hatenablog.com/水本 有香 准教授神戸学院大学現代社会学部「オール神戸学院」で継続した災害ボランティア支援をInterview2016年熊本地震が発生し、避難所から仮設へと学生と共に走り続けながらボランティア活動をしています。活動は、さまざまな視点から物事を考え、話し合い、より良いことを求めていく姿勢が大切だと思います。神戸学院大学とボランティア交流をすることによって、大きな刺激となり、違う角度からの考えを共有できる貴重な時間となりました。皆様の活動からは、日々変化し続ける被災地での活動に向けて、事前調査や活動の振り返りも丁寧にされていることが伝わりました。またボランティア活動支援室や同窓生の皆様の力強いサポート体制も含めて、多くのことを学ぶことができました。このつながりに心から感謝いたします。照谷 明日香 さん熊本学園大学ボランティアセンターボランティア・コーディネーター「つながり」に感謝交流から学ぶ さまざまな視点Interview熊本地震被災地支援ボランティア地震発生 2016年4月14日 21時26分 震度6以上を7回計測神戸学院大学生が阿蘇を応援するブログ開設!緊急支援生活支援生活支援第一陣2016/4/30~5/1西 原 村•避難所支援•家屋の片づけ第二陣2016/5/21~22西 原 村•瓦礫撤去•家屋の片づけ第三陣2016/6/25~26阿 蘇 市 、 南 阿 蘇 村•農業支援•保育園の環境整備 (グラウンド草刈り)第四陣2016/7/16~17阿 蘇 市•家屋の片づけ•神社の解体・瓦礫撤去•九州ルーテル学院大生と活動第六陣2017/2/23~27西原村、益城町、阿蘇市•農業支援•仮設住宅での支援夏の陣※ 2017/9/7~11 春の陣  2018/2/22~26 益 城 町 、 阿 蘇 市•熊本子育てサポーターズのお手伝い•阿蘇神社門前町商店街の取材※九州北部豪雨被災地(朝倉市)で、九州ルーテル学院大生と泥かきもしました。第五陣2016/12/1~4益 城 町 、 南 阿 蘇 村•仮設住宅での支援•南阿蘇村役場訪問同窓生も参加しました

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