7SUIRYO 82BESIDE母校をいつも身近に感じられるような神戸学院大学の新しい情報をご紹介!2018年春、現代社会学部から第1期生の同窓生が誕生します!Message現代社会学部は、社会的要請に応える人材を育成する未来志向の学部 私たちが生きる社会は、生活という観点で考えると、経済や法律、それにのっとった行政、歴史や文化といったもので形成されています。現代社会学部は、そうした多様な側面からなる現代社会を学問の枠を超えて実践的に学ぶ学部です。社会は一つのことだけでできているわけではなく、広がりがある中でそれぞれが関係していることに気づくこと、それが学生には求められます。そのために社会学だけでなく、経済、政治、行政、マネージメントに至るまでの広い学問体系に接することを前提として、多様な学びを可能にしたところに、カリキュラムを設計した本来の趣旨があります。 その学習の場もキャンパス内にとどまらず、街の中にも求めるというのが現代社会学部の大きな特徴です。多くの実習科目の導入によって、学生に社会の現場を肌で感じてもらうこと、外での学びをキャンパスに持ち帰り、具体的な解決策の模索に必要な講義科目内容との結合を促すことに、エネルギーを注いでいます。全学年9割方の学生がボランティア・インターンシップを履修しているのも同様の考えからです。例えば、NPO等の諸団体がボランティアをしているその「背景」に気づけば、問題の本質に迫り理解を一層深めることになります。なぜそこにNPOがないといけないのかという疑問から、政治や行政がどうしてもカバーしきれない現状を知ることにつながっていきます。『なぜボランティアをしないといけないのか』という学生の疑問への一つの回答でもあります。 さらにもう一つの学びの特徴は、課題解決を目標に定めて、あくまでも学生の自主性に基づいた学びとする「課題解決型アクティブ・ラーニング」を少人数教育の利点を生かして、積極的に展開している点です。現代社会学部では教員一人あたりの学生数をできるだけ少なくしています。その上で、実習関係科目への丁寧な指導を実践しています。 現代社会学部だけが専門科目としている「インターンシップ」をはじめ、「実習」「ゼミ」などを含めて、学生が社会を実体験できる貴重な機会を数多く設けています。学生が興味や関心のおもむくままに選び取り、考えを重ね、自分の夢に辿り着こうとする姿は何ものにも代えがたいと感じます。そんな中で、現代社会学部第1期同窓生誕生の時を迎えました。 多様で複雑な課題を多く抱える現代社会では、さまざまな角度から観察・分析し、具体的な解決策を提案できる人材がますます必要とされています。現代社会学部は、まさにそうした社会的要請にこたえる人材を育成する未来志向の学部です。今、民間、公共の場を問わず活躍できる人材を世に送り出す機会に恵まれたことを嬉しく思います。大学創立から50年を迎え、現在同窓生が8万人を超える神戸学院大学。開設5年目を迎える現代社会学部から、この春、第1期生の同窓生を社会に送り出すことになり、これまで以上に各界に人材を輩出することへの期待が高まります。現代社会学部 学部長中村 恵 教授(2018年3月現在)
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