SUIRYO 翠陵 vol.83
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同窓生に送る!健幸生活のススメいつまでも健康で、幸せな生活を送るために健康に関心のある同窓生の皆さん!!人はいくつになっても男女問わず健康な体を維持していたいものです。ですが、歳を重ねるにつれ体の老化は避けられないのも現状です。健康な体づくりを応援できるよう全国各地でご活躍中の同窓生が食事や運動、料理レシピなどを紹介します。特集01SUIRYO 83生活習慣病の予防は、まず自分の「食」を知ること世界で注目を集める和食。手放しに和食=健康と思っていませんか?生活習慣病予防に食事が大切であることは皆が知るところです。2013年にユネスコ無形文化遺産にも登録され、世界で注目を集める和食は健康食のイメージを持っている人も多いと思います。しかし、世界的に見ても日本人は食塩を多く摂取しています。食塩の過剰摂取は生活習慣病と強く関連していますので、食塩摂取量は適切にする必要があります。とはいえ、自身の食塩摂取量を把握している人なかなか少ないと思います。例えば食品を買う際、栄養表示を見て、食塩はどれぐらい入っているのかを確認するなど、まずは何をどれほど食べているのか、自分の「食」を知るよう習慣づけることが大切です。生活習慣病を予防するためには、毎日の食生活に気をつけ過ぎることはありません。また、誰と一緒に食事をするか、孤食(個食)や共食と呼ばれたりする食事の状況もとても重要なことです。自己管理能力が高く、バランスのとれた食生活を意識できる人は、環境が変わっても体型が変わりにくい傾向にあるという研究報告もあります。このことからも、自分の「食」を知り、正しく食事を選ぶことが、健康には欠かせないことがわかります。本学の栄養学部教員として、管理栄養士を養成するほか、科学的根拠、確かな裏付けをもとにした研究成果で、地域や社会に貢献。栄養学部栄養学科 助教百武 愛子さん(2009年・栄養学部卒)

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