SUIRYO 翠陵 vol.85
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13SUIRYO 85大学の取り組みコロナ禍での学生活動紹介UNIVERSITY INITIATIVES栄養学部と「Q・B・Bチーズ」のブランドで知られる地元神戸の食品会社「六甲バター」が連携し、マラソンランナーのためにチーズを使った料理のレシピを考案する取り組みを2015年より続けています。チーズは良質なたんぱく質、カルシウム、鉄分、ビタミンA、ビタミンB₂などを豊富に含み、マラソンをはじめとするスポーツとの相性はとても良いとされています。成果は「マラソンレシピブック」として配布したり、WEBで配信(同社公式HPにて公開)したりしています。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、第10回神戸マラソンをはじめ各地の大会も中止や延期になりましたが、日々練習を重ねている多くのランナーの皆さんを普段の食生活からサポートするために、「運動栄養学」を学ぶ学生らが同学部の水野千恵教授の指導で新たなレシピを考えました。6回目となった2020年10月のレシピ発表会は有瀬キャンパスで開かれました。170点の応募作から選考を重ねてマラソンランナーの栄養補給や体づくりに最適で、しかもおいしく比較的簡単に作れる8点を厳選。レシピで作った料理を展示しました。黄色のユニフォーム姿の学生8人が一列に並び、六甲バターから表彰状と記念品が贈られました。レシピについて各学生からの説明もありました。女子駅伝競走部ランニングコーチを務める谷西祐哉さんは、「お好み焼きの生地の中にチーズを入れて疲労骨折を防止し、鉄分も補って貧血も予防するなど、選手が大会に備えるための食事の栄養を考えたレシピです」と話しました。CASE01栄養学部が「六甲バター」と連携し「マラソンレシピ」を考案栄養学部と「六甲バター」が連携

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