05SUIRYO 852020年は夏休みに入っても対面によるボランティア活動は自粛となりましたが、リモートでできる活動を4つ企画しました。児童館とのリモート交流会、高齢者施設への手作り感染防止品(防護服、フェイスシールド)寄贈プロジェクト、災害ボランティアと国際理解のリモート学習会です。特に児童館と高齢者施設での活動は、毎年学生ボランティアを受け入れていただいている施設です。コロナ禍の影響で大変な思いをされているであろう小学生や高齢者に思いを馳せ、大学生としてできることを一生懸命に考えました。活動の成果として、有瀬キャンパス地域の有瀬児童館(神戸市西区伊川谷町有瀬)と愛垂児童館(神戸市垂水区瑞ケ丘)の2か所で、児童館の子どもたちとステイホームの学生をZoomで繋ぎ、間違い探しゲームやクイズなど、ひとときのレクリエーションを楽しんでいただきました。子どもたちもスクリーンに映し出された学生の笑顔に触れ、抵抗なく参加してくれました。本番前に、それぞれの児童館でリハーサルを行いましたが、最初はぎこちない進行だった学生に対して、児童館の指導員の方に厳しくアドバイスをいただく場面もありました。学生にとっては活動の力をつける良い実践機会となっています。また、高齢者施設での活動については、事前に学生が施設の状況をお伺いし、「感染予防のためにぜひ、協力してほしい」との要請を受けました。具体的には、「万一感染者が出た際にケアスタッフが使用する防護服とフェイスシールドの寄贈」で、目標数をそれぞれ300着と60個としました。ゴミ袋を素材に作成する防護服は使い捨てのため、1週間の必要量とのことでした。学生と職員が協働して作成方法を調べ、試作品を作成し、施設に確認いただいた上で、協力を呼び掛けました。結果、46人の学生が名乗りを上げてくれて、それぞれ分担して自宅で手作りしました。想定以上に学生が頑張ってくれたおかげで、他の高齢者施設にも提供することができました。地域との関係を大切に!コロナ禍でも、
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