SUIRYO 翠陵 vol.85
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・コロナ禍で大学生である自分自身も窮屈な思いを感じており、子ども達にいたっては、どれほどの思いなのかなと考え、少しでもボランティア活動で楽しんでほしかったから。・大学に入学したら、何かボランティア活動に参加したいと思っていた。しかし、コロナウイルスの影響でなかなか動き出せなかったときに、ステイホームでボランティアが出来るという、新しい形のボランティア活動に興味を持ち、かねてからの思いをかなえられると思ったので参加した。1 ) なぜ参加しようと思ったのか・オンラインでも自分次第でボランティアができるということに気づいた。一人では難しいことでも、多くの人の力が有れば実現できることもあるのだと学んだ。・ボランティア活動は人を助けるために行うものだから、人と触れ合うことで成り立つものだと思っていたが、ステイホームで防護服を作るように、誰かの手間を減らし、時間を増やすことを助けることは対面でなくてもできた。このように、幅広い視点から物事をとらえることは大切だと学んだ。2 ) 気づいたこと、学んだこと・自己中心的に考えずに、周りのことも考えられるようになった。いろんな人に支えられているという考えを持つようになった。・ボランティアには参加したことがなかったけれど、こんな私でも力になれるのだということ、物事に対し、消極的だった自分が、自発的にやろうと思った。・今までは自分のことに必死であまり周りのことまでは気にする余裕がありませんでしたが、この体験を通じてほんの少しの気遣いや少しの意識で周りの人の力になったり、助けになることを改めて実感し世間を見る視野が広がったと感じた。3 ) 活動を通して自分自身で変わったと思うところ新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の状況で、ボランティアの経験が学生にどのような影響を与えたのか。教育機関である大学がボランティア活動を通して地域とつながる意味が見えてくるかと思います。本学の学生、教職員のボランティア活動をサポートする「ボランティア活動支援室」には100人近い学生スタッフがいます。ボランティア情報の発信、活動の相談、そして子ども班、医療班、環境班、災害班、国際班、広報班に分かれ、それぞれの分野で活動を企画し、さまざまな体験を提供しています。学部・学年を超えて、共に経験し、学び合うことを目指しています。今号では貴重な紙面をいただき、コロナ禍で社会的な活動が制約される状況でも頑張っている学生の様子をお伝えしました。思うように外出ができない、大学生活が送れない学生が少なからずいる中で、心配していただいている同窓生もおられるかと思います。感染状況は相変わらず先行きが不透明ですが、そんなときこそ自分のことだけではなく、キャンパス地域の小学生、高齢者、災害被災地の方々、そして海外地域の問題などへ思いを馳せる力が試されるのではないかと思います。ボランティア活動はその実践のひとつだと思います。これまでもたくさんの同窓生から応援いただいていますが、引き続きよろしくお願いいたします。07SUIRYO 85学生ボランティアの気づき、学び(活動報告から抜粋)「ボランティア活動支援室」学生スタッフ今後も同窓会からの応援をお願いします!地域のなかで、学生の成長

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