SUIRYO 翠陵 vol.86
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大学祭中央実行委員会第54代会長 平瀬 明日花さん現代社会学部 現代社会学科 3年次生11SUIRYO 86開催!第54回135FESTIVAL第54回135FESTIVALのテーマは「創」。新型コロナウイルスの影響で、いろいろな制限がある中、今の世情に適応した新しい企画や相応しい形式を考え、今まで以上に楽しんでもらえる「新しい大学祭を創り上げたい」、という想いで開催された大学祭。部員一丸となって創意工夫を凝らし、進化した今年度の135FESTIVALを語っていただきました。■会長として決断することに悩み、 迷いに迷った時期も私たち大学祭中央実行委員会(通称“中実”)も、コロナ禍にあっては夏休み中も対面で集まることができず、幹部会議を毎週Zoomで行い、全体にはLINEグループで情報を共有しながら、感染状況について気になる毎日を過ごしていました。後期授業が始まってもすべてが対面でないこともあり、イベントで感染者が出るとニュースに取り上げられる現状に、私たちは運営責任者として、本当に大学祭を4日間対面で開催してよいのかと何度も話し合った記憶があります。幹部会議でも意見統一は難しく、他大学が大学祭をオンライン開催にしていることもあり、非常に迷いました。しかし、考え相談し尽くした結果、飲食を伴う企画を全面中止にし、感染防止対策を徹底したうえで大学祭を対面で開催することにしました。結果的に、感染者数が落ち着いている時期に開催でき、大学祭に関連した感染者も出なかったことで、この決断をしてよかったと感じています。この「決断すること」の大変さをこれほど身に染みて経験したことはありませんでした。さまざまな意見を前に、どう決定するのかは会長である私に委ねられます。240人ほどの部員の動きを私の決断一つで左右してしまうことの重大さと責任を感じて、いつも決断することに悩んでいました。■対面で大学祭を開催した大きな意義 ライブ配信では全国から視聴できる仕組みにチャレンジ前年のコロナ禍での経験がなければ、ゲスト企画で声優の

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