本学出身の素敵な先輩をご存知ですか。第1回「神戸学院大学 森わさ賞」に選ばれた山口弥生さんをお招きして、子育てをしながら、薬剤師・弁護士としてのキャリアを積んでこられた半生についてお話を伺います。実施形式は、感染状況等に応じて決定いたします。参加ご希望の方は、どうぞご連絡ください。~第1回「森わさ賞」受賞者をお迎えして~2021年 月 日(火) 6山口 弥生活躍する卒業生セミナー弁護士・薬剤師1987(昭和62)年薬学部卒神戸学院大学 男女共同参画推進室9:30-11:00 29 薬剤師としての仕事を39歳で退職し、子育てをしながらロースクールに通って42歳で司法試験に合格。現在、あさひ法律事務所(宮崎市)所長弁護士。薬剤師の経験を活かして、「茶のしずく石鹸」や医療関係訴訟、宮崎県労働委員会公益委員等公職、講演・啓発活動などで活躍されています。氏薬剤師資格を持つ弁護士のココだけの話14SUIRYO 862021年6月29日に、第1回森わさ賞受賞者の本学卒業生、山口弥生さんをお迎えして、「薬剤師資格を持つ弁護士のココだけの話」をテーマに、ご講演をいただきました。山口さんは、1987年に本学薬学部を卒業後、製薬会社や調剤薬局に勤務。その後、39歳で長年勤めた調剤薬局を退職され、当時、小学校を卒業したばかりの娘さんと2人で福岡県に引っ越し、福岡大学大学院に入学。修了後2回目の司法試験で合格し、弁護士となられました。現在は、あさひ法律事務所(宮崎市)所長弁護士を務め、薬剤師の経験を活かして、「茶のしずく石鹸」や医療関係訴訟等でご活躍されています。講演の中では、本学での学生生活を振り返り、「とても楽しかった」と話されました。そして、40歳手前で弁護士資格を受験しようと決意したエピソードを通して、どんな小さな目標でもいいから最低限の目標を持つことが大事であること、年齢などに関係なく自分の能力を正確に判断し、一歩前に踏み出し挑戦する勇気があれば人生は変わる、と力強くお話されました。また、薬剤師であり、弁護士であるというご自身の多様な経験が弁護士の仕事の際には役に立つことが多く、どんな経験も無駄になることはないと実感されているそうで、たとえ今の自分をダメだなと思っていたとしてもいつか役に立つ日がくる、と強調されました。講演の後半では、「夢を持とう!(目標を持とう!)」「自分の能力を過小評価するな!(自分を知ろう!)」「人生に無駄はない!世間の目を気にしない!」と本学の後輩たちにエールを送られました。講演の後は、薬学部の瀧本竜哉助教も参加され、女性の活躍を後押しする男性の役割、また膨大な勉強や仕事をこなすための毎日の時間の使い方などについて意見交換を行いました。オンデマンド視聴した約80人の学生たちからは、「就職活動へ向けて元気と勇気をもらった」との声が多く寄せられました。第1回 森わさ賞受賞者による活躍する女性卒業生セミナーをオンラインで開催しました62021年29(tue)山口弥生さん(中段右)
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