SUIRYO 翠陵 vol.86
18/28

学生やゼミの話題17SUIRYO 86UNIVERSITY INITIATIVES IN CORONA 「姫路お城まつり」に「第53代姫路お城の女王」として参加した人文学部生の茂末彩楓さん(右端、2021年11月)Zoomでインタビューした企業の幹部と画面越しの記念撮影となりました「第53代姫路お城の女王」3人のうちの1人に選ばれた人文学部3年次生の茂末彩楓(もすえ・あやか)さんはコロナ禍で一時活動が停止して不安になりましたが、活動再開で精いっぱい地元・姫路のPRに努めています。任期も今年5月に予定される(変更の場合あり)「第72回姫路お城まつり」まで1年間延長になりました。年間を通じて予定されていた、そろいのコスチューム姿での出番は激減し、第54代女王が決まるはずだった2021年5月の「まつり」も中止になりました。活動の機会をフォローするため、動画共有サイトYouTubeに設けられた「KOBE_TV」で、神戸観光コンベンション協会が「女王」3人に司会者を交えた特別番組「私と姫路」を同年8月に生配信し、姫路の観光名所などを紹介する機会を与えられました。茂末さんに与えられた「使命」は姫路城以外の「お薦めスポット」のPR。茂末さんは迷わずに「林田大庄屋旧三木家住宅」を紹介しました。説明も堂に入り、「中学生の頃にボランティアでこの住宅のガイドをしたことがあり、とても思い入れがあります」と、にこやかに話しました。その「姫路お城まつり」がコロナウイルス感染症の減少と緊急事態宣言の解除を受けて昨年11月にようやく開催されました。茂末さんも「女王」としてパレードに参加し、晴れ姿を披露しました。人文学部の茂末さん「姫路お城の女王」の活動が一時停止任期は2年に延長 経済学部の木暮衣里講師のゼミ(3年次生)が「神戸市にある企業・組織のブランド研究」の後期授業で4社の役員や営業担当などの方々にインタビューしました。と言ってもコロナ禍の感染防止対策で、昨年度同様にZoomを通じてのオンラインでの実施です。最後の全員での記念撮影もインタビュー先の方はパソコン画面越しとなりました。協力してもらったのは、UCC上島珈琲株式会社、楽天ヴィッセル神戸株式会社、株式会社アシックス、株式会社大丸松坂屋百貨店が経営する大丸神戸店です。事前に学部の3年次生224人から回収したアンケート結果を集計しました。「知っているか」「商品を買ったことがあるか」「機会があれば買うか」などの質問に対する回答から、その企業(組織)の強みや地域で消費者、特に若い世代にどこまで浸透しているか、その一端が分かりました。インタビュー相手に伝えることで、結果をどう見るか、今後どのような戦略が考えられるかを聞き出すことができました。コロナ禍で会社説明会への参加や会社訪問なども難しくなった学生にとっては、神戸に拠点を置く有名企業について、スローガンや理念に至るまで深く知ることができたことは大きな収穫でした。看板商品やCMには開発・製作にまつわる多くの物語があることも学び、最後の質疑応答でも学生からの質問が相次ぎました。神戸市にある有名企業4社の役員らに学生がZoomでインタビュー

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る