SUIRYO 翠陵 vol.86
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03SUIRYO 86心の張り合いを感じるアクティブな毎日好きな自動車業界で、自分の知識や経験を活かしたくて、今の仕事に就きました。海外営業本部では世界60数ヵ国をネットワークして、新たなマーケットやビジネスを創造している会社ですが、今は、国内営業本部に配属され、都内で車のボディコーティングを主力にした営業活動を行っています。「ディーラー」と呼ばれる自動車メーカーの正規販売店などへ販売促進を目的に訪問する日々です。SuperGTなど、モータースポーツ界ではスポンサー企業でもあるので、時には、サーキットへレーシングチームの応援に出向くことがあります。また、スーツからツナギに着替えて、お客様の車のコーティングを実際にすることもあり、「いつも頼りになるよ」と店舗様よりお声がけいただいたり、労いの言葉をいただけると、あらためて仕事にやりがいや魅力を感じています。多方面で活躍する人材となることが目標の自分にとって、その瞬間の積み重ねを大事にして、来たるべき日への励みとしています。日々の生活では、以前から憧れであったヴィンテージカーを所有したことで、維持費が嵩み大変ですが、忙しく暮らすなかでも、張り合いを与えてくれています。世界と自分を知る絶好の機会を得た大学時代広い世界を知るきっかけとしてはもちろんのこと、自分を知る貴重な経験となったのが、大学在学中のイギリス・ケンブリッジへの留学でした。休日ともなれば、街のさまざまな歴史に触れたり、いろいろな人と積極的に出会うことで多くのことを学んだ気がします。感心したのは、現地の人が、初対面であっても、良いと思えばすぐ人を褒めることです。たとえ通りすがりであっても、シャツが可愛い、笑顔が素敵、パンツがオシャレ、等々。私もそんな風に褒められるうちに、真似るようになりました。80年代の邦楽や和食、アニメが大好きな人が多く、私も古い曲や和食や料理が好きだったので、会話の引き出しに困ることはありませんでした。今でも、その頃知り合った人たちと連絡を取り合ったり、当時のホストファミリーはもちろん、自宅や実家以外にも、この世界にいくつもの帰る場所ができました。神戸学院大学のキャンパス内での交換留学生との交流も、楽しくて刺激に満ちていました。ロシアやイギリス出身の学生と仲良くなり、私の方からは、日本の魅力をたくさん伝えられたかと思います。今でも、頻繁にSNSを通してやり取りし、お互いの語学力維持のために電話もしています。英語コース◀◀◀福田 隼人さん (2017年度入学生/2021年3月卒業)中央自動車工業株式会社[国内営業本部]勤務同窓生にインタビュー2015年に開設されたグローバル・コミュニケーション学部。実践的で高度な外国語の運用能力および高いコミュニケーションスキルを身につけ、グローバルな環境で活躍できる人材の育成を目指しています。2019年に第1期生が卒業。さまざまな分野で活躍するグローバル・コミュニケーション学部の同窓生に、現在の仕事や将来のことについて、インタビューしました。グローバル・コミュニケーション学部ふくだはやと

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