SUIRYO 翠陵 vol.87
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2022年11月20日(日)、第10回神戸マラソンが開催されました。トップランナーと市民ランナーが一緒に走るというスタイルで行われ、参加者は約2万人というビッグイベント。新型コロナウイルス感染拡大により延期が続き、今回は3年ぶりの開催となり、スタート前からランナーの気合が伝わってきました。大学からも多くの学生や教職員、卒業生が出走し、ライジングサン枠(準招待選手)で出場した女子駅伝競走部の井川夏実さん(人文学部4年次生)が女子7位、招待選手で卒業生の大樽瑞葉さん(2019年人文学部卒業/元女子駅伝競走部。現在は株式会社メモリード所属)も女子4位に入賞。その他の参加者も好タイムで完走することができました。そして、沿道の各ポイントやスタート・ゴール地点では、多数の学生ボランティアが、仲間と協力しあいランナーの検温や給水、救護、AED隊などの業務にあたり大会の運営を大いに支えました。また、給水ポイントや沿道の応援にあたった学生たちは、ランナーへ大きな拍手とエールを送り続けました。ボランティアに参加した学生は、ランナーから「ありがとう!がんばって」と声をかけてもらったことが、やる気や達成感に繋がったと語ってくれました。仲間とともに一生懸命に取り組むひたむきな姿が、ランナーの心にも響いたからこそ、そんなやり取りが生まれたのでしょう。その他にも、ゴール直前地点での楽器演奏、学生放送局員のランナー激励、課外活動団体による応援など、神戸学院大学が一丸となって神戸マラソンを盛り上げました。15SUIRYO 87神戸マラソンを通して生まれる「絆」神戸学院大学と神戸マラソンたくさんの「元気」と「勇気」から生まれた仲間との絆、ランナーとの絆ボランティア参加のきっかけは、救命処置実習で救命インストラクター(応急手当普及員)の資格を取得したこと。固定AED隊としてランナーの方々の救護活動にあたりました。転倒した方の対応ではマニュアルにない予想外の事例もあり、臨機応変に行動することの重要性を感じました。大きなイベントをサポートする良い機会に恵まれ、ランナーの方に「AEDがんばって!」と声をかけてもらうなど、今後に繋がるやりがいも感じました。INTERVIEW 01現代社会学部 2年次生※青木 翔佑さん給水ポイントの設営とランナーへの給水サポートを担当。ランナーの方が取りやすいよう紙コップの並べ方を話し合ったり、大量の紙コップの清掃など、みんなで分担して取り組みました。「ありがとう」と労いの言葉をかけてくださる方がたくさんいて、大きな達成感を得ました。感謝の気持ちを持つこと、そして、その気持ちをきちんと言葉で伝える素晴らしさも学ぶことができました。INTERVIEW 02総合リハビリテーション学部 1年次生※池渕 陽佳さん

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