SUIRYO 翠陵 vol.87
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像はブロンズ製で、台座の上に建てられ、「校祖森わさ先生」と書かれています。建立にあたり、神戸学院大学同窓会と神戸学院女子短期大学同窓会「白梅会」から寄付を行い、台座の裏側に「寄贈」と記されています。除幕式で祝賀あいさつする桑原理哲同窓会会長校祖 森わさの胸像除幕式91202SUIRYO 87「森わさ先生は44歳で森裁縫女学校を創立、初代学長の森茂樹先生は73歳で神戸学院大学を設立されるなど、その情熱は想像もできないほどすごいものであったと思います。また、その教えが今でもしっかりと大学や附属中学校・高等学校に受け継がれているのも素晴らしいことだと感じます。110年の間に発行された記念誌を見ると、学校法人神戸学院は本当に多くの方々に支えられていることがわかりました。みなさんの協力をなくしては、ここまでの発展はありませんでした」。資料展開催に尽力した事務職員の森岡寿昭氏も、改めて繋がりを実感し、感謝の意を感じたと話します。こうした機会を通じて、多くの方に神戸学院大学を知っていただき、大学、ご父兄、同窓会から附属中学・高等学校を含めたオール神戸学院の絆がさらに深まっていくことを願っています。また、創立110周年の記念事業として、2022年12月にポートアイランド第1キャンパスにおいて森わさ先生の胸像除幕式が行われました。「没後70年近く経ち、森わさ先生のことを知らない人も増えてきた今だからこそ、学校法人神戸学院の歴史と伝統、教育への夢を追い続けた親子の情熱から生まれた教育機関であることを認識してほしい」温かな眼差しが印象的な胸像にはそんな思いが込められています。オール神戸学院の絆を深めていきたい

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