SUIRYO 翠陵 vol.88
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16SUIRYO 88WILD RUNKIKUKAWA SEMINAR元気と笑顔で、さまざまな人たちとの輪を広げる学生スタッフたち■学生スタッフの声援に手を振り応えるランナーたち■地元の小学生と考えた地域のお宝を巡るコースも■スタート前のランナーたちは意気揚々と笑顔も 眩しく前夜祭・炎の宴の会場となったキャンプ場「やまもりサーキット」が、そのまま山賊ワイルドランのスタート地点となるため、ラン当日の朝、急いで前夜祭で使った機材の撤収作業にかかる学生たち。スタート予定時間が迫るなか機材を搬出し終えると、レース中の役割分担に従い、それぞれの持ち場となるアクテビティ・スポットや給水所、誘導地点へとマイクロバス等の送迎用車両で送り届けられ、それぞれ配置につきスタート前の準備を完了しました。今回、山賊ワイルドランに参加するのは9チーム。時間差を設けて3チームずつ3回に分けてスタートします。2022年の第1回で優勝した本学の学生チームは、チーム「農耕民族の宴」として新たなメンバーでランに臨みました。スタッフとしてイベントを支える経験をしてみたいと、前回はランナーとしてイベントを体験した菊川ゼミの先輩も今回は後輩たちにチームを託して、アクテビティ・スポットの八百材舎BASE(間伐体験)で彼らを待ち受けます。そして、スタート前に西紀北小学校の児童から各チームに1つずつ手渡されるのが特製のうちわ。うちわに描かれているのは、チーム全員で回るべきお宝スポットやアクティビティ・スポット計11カ所が記されたコースマップ。その裏面は、各スポットを回った印としてスタンプが押される台紙となっています。コース上に配置された「お宝スポット」は、この夏、西紀北小学校の児童が地域の魅力ある場所を本学の学生と一緒になって探したもの。当日も学生スタッフと一緒になって、スタートを見守ってくれました。スピードだけを競うレースではないのが、山賊ワイルドランの魅力。ゴール時の[タイム+収穫物重量+スタンプラリーでのスタンプ数]の三つで総合順位が決まります。アクティビティ・スポットでの落花生や黒豆という収穫物の他、寄り道しての農産物直売所での購入分などゴール時に持ち込んだもののすべてがポイントに加算されるので総合優勝は最後の最後まで分かりません。三つの要素のどれでポイントを稼ぐか、作戦を練る各チーム。「エイエイオー」の掛け声も聞こえるなか、拍手や歓声を受けて賑やかに山賊ワイルドランがスタート!順次、9チームが青空のもと元気に走り出していきました。各チームがまず向かうのが西紀北小学校周辺に散らばる6つのお宝スポット。ここでは、6つあるうちの4カ所でスタンプをうちわの台紙に押せば、次に控えるアクテビティ・スポット4カ所へと向かうことができます。西紀北小学校もお宝スポットの一つで、高台の校舎と運動場をつなぐ全長25メートルと15メートルにもおよぶ児童自慢の「ジャンボすべり台」が2基あります。ランナーたちは小学校前に案内役として立つ学生スタッフから、お宝スポットを考えてマップに落とし込む作業に児童たちの協力があったことと、ジャンボすべり台についての話を聞き、野菜の断面を使ったスタンプをゲットし、次のお宝スポットを探します。

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