SUIRYO 翠陵 vol.88
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18SUIRYO 88課外活動団体紹介EXTRACURRICULAR ACTIVITIESORGANIZATIONS4年に一度開催される世界大会および国際親善大会がコロナ禍の影響により、6年ぶりの開催となり、大変大きな盛り上がりをみせました。このタイミングで現役出場できたことはとても幸運だったと思います。関西地区は躰道が盛んな関東地区に比べ、大会自体が少なく、大規模な大会を初めて経験する部員もいる中で、好成績を残してくれました。3年次生で主将の私は初段以上(黒帯)の部でベスト16という結果ではありましたが、後輩の活躍が誇らしいという気持ちと自分自身、もう少し頑張れたのではないかと思う気持ちもあります。しかしながら、技術的な学びはもちろん、会場での雰囲気、海外の躰道家との交流など、大会でしか得られない成長と感動を得ることができました。そして、後輩の活躍や翌日開催の世界大会に出場された、油井陽コーチ(栄養学部 2006年卒業)の勇姿に大きな刺激を受け、より奮闘、努力しようという気持ちになりました。いつも私達、現役学生の活躍を試合会場まで応援に来てくださる躰道部OBの方に「よい試合だった」「期待している」とのお言葉をかけていただき嬉しい思いです。本学に入学して出合うことのできた躰道。これからも指導部の皆さん、OB・OGの皆さん、そして自分自身の期待にこたえられるような「躰道」を実践していきたいと思います。体育会躰道部法学部 法律学科3年次生 恒藤 亮斗さん主将コメント躰道とは「創造、進化する武道」沖縄玄制流空手道から派生し、1965年に祝嶺最高師範(故人)が創始された新しい武道です。「体軸の変化によって攻防を展開する」武道であらゆる三次元的動作が取り入れられた攻防が魅力です。突きや蹴りに加えて器械体操の要素も取り入れられており、アクロバティックな動作が加わります。本学に躰道部ができたのは、実に55年前、1967年といわれています。大学の創設が1966年ですので、大学と共に歴史を歩んできたといえます。現在、現役学生は男子6名、女子8名、合計14名で活動しており、これまでに200名を超えるOB・OGがいます。2023年は大きな大会への出場だけでなく、入学式、同窓会の本部総会・大阪府支部総会、兵庫県警暴力団追放イベントにおいても演武をさせていただき、多くの方々に躰道を知っていただけて大変嬉しかったです。日頃は、「戦う躰道」のみですが、誰かに魅せる「躰道」を行うことは大変良い経験になりました。第15回国際躰道親善大会に出場!令和5年7月29日(土)青森県武道館にて第15回国際躰道親善大会が開催されました。4年に1度の大会ですが、コロナ禍で2年延期、開催地もオーストラリア・シドニーから青森県に変更して行われました。アメリカ、オーストラリア、フランス、ポルトガル、スウェーデン、フィンランド、デンマークなど、海外の躰道家達、約450人が参加し熱い戦いを繰り広げました。本学からは男子4名、女子3名、OB1名が出場し、男子個人実戦競技 「級位の部」においてラフマン蒼選手(経済学部 2年次生)が優勝。女子個人実戦競技 「級位の部」において松原聡季選手(心理学部 2年次生)が3位。男子個人実戦競技 「段位の部」において恒藤亮斗主将(法学部 3年次生)がベスト16の成績を収めました。

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