歴史の力、卒業生の皆さまのエネルギーに感銘を受けました。同窓会だからこそできるキャリア支援~学生を導き、母校の発展に寄与~桑原 母校の発展に寄与するという点では、「就職に強い大学にする」ということを常に考えて活動しています。その具体的な取り組みが、「社会人へのステップアップセミナー」「産業界等連携講義」「OB・OGキャリアデザイン塾」といった、同窓会主催のキャリア支援です。講師が身近な卒業生だからこそ、学生に本音で伝えることができますし、その手応えも感じています。「大学の人材育成力ランキング(日経HR)」による調査項目で、本学がランキング入りするようになったのは、少なからずこの活動もその評価の基盤になっているとすれば、さらに嬉しく思います。コロナ禍でも休むことなく前期・後期合わせて30講義を実施できました。これからはさらに拡大・発展させていきたいところです。備酒 学生への就職支援、本当に心からお礼を申し上げます。大変ありがたい活動です。今の学生諸君は意欲に満ち、クリエイティブさも持ち合わせていますが、若さゆえに先が見通せないという一面があります。目標を達成するためには、目標を細かく分割し、段階的に達成していく「スモールステップ」という手法が必要です。同窓会の皆さまは、講義や対話の中型は、今や壺型とも独楽型とも言える形になっています。そうなると、世の中の常識を変えないといけませんし、当然大学も変革しなければなりません。その際に最も大事なのは、「歴史に学ぶこと」だと私は考えています。評価の定まった過去の歴史だけでなく、同窓会のように50年の歴史を持ち、支部や本部において絶えず動いておられる、今まさに進行している歴史から学ぶということは、極めて重要です。しかも、その学びの先におられるのが、本学の卒業生なのです。歴代の学長が、卒業生を最大の財産として「宝」であると表現されていましたが、本当にその通りだと思います。本部総会や各地の支部総会、そして設立50周年記念式典に参加させていただくなかで、そういったことが強く印象に残りました。同窓会が持つ、動いている組織力が結集された同窓会設立50周年記念式典~感謝と次世代への継承~桑原 同窓会設立50周年記念式典・祝賀会は、「これまで支えてくださった同窓会員の皆さま、大学関係者の方々へ感謝を伝える場を設けたい」という想いから開催しました。同時に、これまでの50年の歴史を次の世代にどのように継承していくのか、次の100周年に向けての重要な時期だと捉えました。同窓会設立50周年記念のスローガンは「感謝と共につなぐ絆」とし、心踊る、きっと忘れない日となるよう準備をしてきました。当日は500人を超える参加者に集まっていただくことができました。改めて強く感じたのは、同窓会の活動の根幹は「支部」にあるという確信です。地域での活動拠点としての支部が全国に20箇所あることで、今の同窓会という組織は成り立っています。本部の役割は、この支部活動をうまく大学と連携させることであり、主役は間違いなく支部での活動にあると確信しています。備酒 本学は今後も世の中の要請に応えて発展していくわけですが、肝心なのは、世の中自体が大きく変わっているということです。私の専門的な視点から言えば、日本の人口動態が圧倒的に変わってしまいました。人口構造は100年前と今ではもはや違う国の如き様相を呈しています。理想とされるピラミッド10SUIRYO 90 同窓会設立50周年記念誌 発行特別企画
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