だけでなく、その後、本部役員となり、北陸、東海、山口、奈良といった後続の支部の立ち上げにも奔走しました。「仕事は多忙を極め、消防官としての交替制勤務の合間、当直明けの平日に各地を回りました。よくあんなに動けたものだと自分でも感心します。しかし、全国各地で「この人こそ支部長に」と思えるすばらしい人物に出会えたことは、私の人生の財産です。福岡県支部(現在の九州支部)の草刈正憲さん(1975年度法学部卒)をはじめ、志を同じくする仲間と出会えたことが、かけがえのない宝物です。」2025年7月、神戸学院大学同窓会設立50周年記念式典・祝賀会の会場で、三宅氏は万感の思いに浸りました。「第一号支部の創設に関わった者として、全国から集まった多くの支部出席者の姿を見た時、思わず涙がこぼれました。よくぞここまで大きな組織になった。胸が熱くなり、込み上げるものがありました。」かつて同窓会の広報誌に「これからは支部が必ず必要になる」と寄稿した浪江氏。その予見は、今や揺るぎない現実となっています。「支部あっての同窓会。その思いは今も変わりません。初代学長の森茂樹先生が掲げられた『後世に残る大学』という言葉。大学が永劫に続いていくためにも、卒業生が繋がり続ける同窓会、そしてその基盤となる支部活動は、欠かすことのできない生命線なのです。」京都から始まった挑戦の軌跡は、現在、全国20支部のネットワークへと結実しました。お二人が築いた「自立と情熱」の土台は、10万人を超える卒業生を有する神戸学院大学同窓会の未来を、今も力強く支え続けています。※京都支部は2008年に京都滋賀支部に名称変更しました浪江英幸さんの想いが掲載された記事(翠陵53号より)23SUIRYO 90 同窓会設立50周年記念誌 発行特別企画設立20周年記念誌『あゆみはたち』
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